たくさんの「できる」から発想するWebマーケティング

とにかく次から次へと新しい情報が押し寄せてくるWeb業界。

インターネット黎明期はドッグイヤーなんて言い方をされていましたが、今はあの頃のほのぼのとしたスピードが懐かしいって感じです。

当時はインターネットに詳しい人がいて質問するとなんでも答えてくれるような人がいましたが、現在そんな幅の広い物知りはいなくなってしまいました。

あまりに高度化・複雑化しているので、一人でコンテンツ開発やアクセス解析、SEOにネット広告、WebシステムにSNSなど、すべてに精通しているなんて人はなかなかいません。

しかし、私はそれらの仕事を実際に請け負っています。精通していなかったらいい仕事ができないのではと思われる方がいるかもしれませんが、そんなことはありません。

仕事に支障がない理由は2つあります。

1つ目は、インターネット黎明期から進化する過程を実際に経験しているので、それぞれの分野がどのように発展しているか、点ではなく線上で理解しているから。

2つ目は、知識を蓄えているのではなく、使いたいときにいつでも呼び出せるようにしているからだと思います。

たとえば、あるクラウドサービスに新機能が追加されてたとしても、いちいち覚え切れるものではないので、私が覚えるのは「これができる」といったことだけ。詳しい説明や操作はスルーして「こんな使い方ができる」ということだけを覚えるようにしています。

ただ、ここは基本的に覚えるしかありません。あとは「そういえば、こんなことができるってあったよな」といった具合に引っ張り出して来れるかが重要だと考えています。

このやり方で、例えば「フォトショップでこんな加工ができるはず」「アクセス解析でこういう比較検証ができる」「確かターゲットを絞り込んだクラウドサービスが公開されたはず」といったことをその都度思い出して実践しているのですが、それぞれの分野に精通している訳ではありません。

そのため、セミナーなんかやると「こういう使い方ができる」といった説明はできても操作説明は「こんな感じ」という具合になってしまいます。

そういう意味で、私のノウハウは、個別の事情を理解した上で実戦的プランの企画から遂行といった領域が最も実ビジネスに活かせるのかなって思い、コンサルティング業務を始めることにしました。

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